2011.06.25
背中を押す
仙台経営研究会にてITセミナーを開催させていただきました。
昨年の10月にも開催し、今回で2回目という事で続編として内容一新で臨みました。
その間、東北地方の大震災が発生し、大変心配していましたが6月から活動を再開するということでお声掛け頂いたのですが、「そんな大事なタイミングで私で良いんですか??」と何度も確認させて頂きましたところ、「活動再開1発目は高畑さんで!」という藤原会長、小野寺前会長の言葉に背中を押されて、僭越ながら講師をお引き受けいたしました!!
空港に着くなり、積みあがった瓦礫や流された車の山、大破した住宅を目の当たりにし、現実の凄まじさに圧倒されてしまいました。
複雑な想いを抱きながらも、準備してきたことをする以外にないと心に決めてセミナーをスタートしました。
すると途中、震度4の地震が発生。会場は一時騒然となりましたが、「続けましょう!」との会場の声で何とか最後まで務めることができました。
嬉しかったことは、お越しになられた複数の方から「前回のセミナーを聞いて、○○を導入しました!」「背中を押していただいて○○を始めました!」という声を多数いただいたことです。
こういう声を聞くと、大変だった準備や構想の時間が一気に報われる想いです。
その後の懇親会でも、質疑応答や感想発表なども大いに盛り上がり、私が元気をいただくことができました。
また翌日は、被害の大きかった石巻市や女川町などを見て回りましたが、その被害の大きさ、瓦礫を撤去するトラックの大渋滞を見る限り、まだまだ大きな、また継続的な支援が必要なことをヒシヒシと感じました。
たくさんの事を感じた仙台でしたが、その中でふと気付いたことは、「人は皆お互いの背中を押しあって生きているんだな」ということです。
そして多くの人の背中を押している人は、同じように多くの人から背中を押されているんだということ。
人間は弱い。いや、私は弱い。
だからこそ人の力が必要だ。
たくさんの人の背中を押せるような人間になりたいと、今強く想います。