2008.06.12
組織のルール
6月からエクストアカデミーが始まりました。
8講座全50回以上の単位制社内セミナーとなり、全社員が学べる場を提供するのが開催の目的です。詳しくは後日、書きたいと思います。
今日は、その中のマネージャー研修を開催しました。
そこでタイトルの組織の話です。
組織にルールは必要だろうか?
ピータードラッカーは以下のように表現しています。
「究極のマネジメントは、マネジメントを必要としないマネジメントだ」
言い換えれば、自立した人々がきちんと働けば、複雑なマネジメントなど必要ないということである。少数精鋭をむねとする組織では報告書など必要としないし、会議も必要最低限で成り立つ。
組織が肥大化するに従って、個人間のコミュニケーションラインが倍々で増大し、マネジメントの重要性が飛躍的に高まるのだ。
例えば、5人の組織では、お互いをつなぐコミュニケーションラインは10本です。
これが10人になると、お互いをつなぐコミュニケーションラインは45本になります。
1人の管理者における適正な統制範囲は5人と言われている所以は、このコミュニケーションラインの増大によるものが大きいと思います。
そこで、ルールが登場します。どんなに自由な会社でも必ず「ルール」があります。
奇跡の経営で有名なセムコ社であっても多数のルールが存在しています。
そこで考えなければいけないのは、「組織のルールは、弱点に視点を向けたものが多い」という事実だ。 前述のピータードラッカーの言葉にあるように、会社のルールはほとんどの場合、「出来ない事」の為に設けられている。
ビジネスは戦いです。弱点に目をむけ、その為に時間と労力を使い、奔走する余裕はない。
真のチームは、相乗効果によってメンバー能力の総和を上回る成果を出す。
そんな観点から、会社のルールは「仕事の出来る人がより力を発揮できる環境」を基準に検討すべきだと思います。但し、「出来る人」を活かせず、「出来ない人」にしてしまう会社は論外ですが。
岡野先生曰く「強みは投資。弱みは修繕費。中小企業は、修理するより強みに投資した方が良い!」との事で、結局は同じ結論に至っているのだ。
さて、今日は杉田のプチ誕生日パーティーでした。
そして岡野先生からのお裾分けのサクランボを頬張る。
食べてばかりの杉田です。
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エクスト社長 高畑欽哉の2008年度テーマ!
〇1、時間の使い方に徹底的にこだわる。
〇2、「神は細部に宿る」小さな事に徹底してこだわる。
〇3、情熱、熱意を会社の細部にまで行き渡らせる。
目標100冊読破→現在18冊。
「小さな会社 集客のルール」佐藤 元相, 竹田 陽一
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