2009.03.11
社長にとって最も重要な仕事とは
社長という役割を担う者にとって、最も重要な仕事は意志決定である。
その中で、理念を定めビジョンを指し示すことは最も重要な意志決定
と言える。
また、組織や倫理、商品、価格など、大きな変化をもたらすものから、
日々の小さな意思決定まで、これらの積み重ねが、明日の結果を生み
出している。
経営に真剣に取り組めば取り組む程、何を選択すべきか、選択は正し
かったのかと悩む日々を送ることになる。過去は振り返らないと、
カッコよく言ってみたいものだが、そこまで図太くもなれず、日々、
自分との問答を続けている。
意志決定には、確度、速度、覚悟がいる。
確度とは、実行精度と得たい成果を得る確率であり、同じ努力なら
得られる成果は大きい方がよい。方法を誤ると、上手くいくことも
行かなくなる。それには、集積された知識とそれを生かす知恵が
いる。多くの失敗がそれを学ばせてくれる。
速度はスピードと時期だ。仕事の出来る人は例外なく意思決定が早い。
同時に、実行の時期を誤らない。適切な時に、適切なタイミングで
決定を下す。今と思えば即断即決、まだと思えばじっくり温める。
これが出来る理由は、普段から考えているから。それに尽きる。
直観もあると思うが、何のデータもなしに即断即決するのは、仕事
ではない。
覚悟は説明の必要はない。意思決定がもたらす結果を恐れていては
前に進むことは出来ない。また、その場に留まるとという覚悟も
また必要な時がある。
日々、意思決定の場面に、意志と意図を持つことが、この三要素を
鍛える最善の策である。
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エクスト社長 高畑欽哉の2009年度テーマ!
心・・・本当の強さ(人を幸せにする)
技・・・戦術を磨く(現場第一主義)
体・・・腹筋を割る(心身ともに強靭に)
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