2009.06.22
事業の縁 人の縁
成功発想の研修に参加。
講義の中で、受講生が新規事業について質問された。
5年構想で新事業を模索するようで、3年で情報収集や検討を行い2年で構築
する計画だそうだ。
正直、5年前、早くても3年前の情報など役に立たないと感じたし、事業にとって
スピードは重要項目のひとつである。
チャンスと見るや素早く展開してこそ中小企業の強みも活かせる。しかし、ある
銀行のデータによると、資源の少ない中小企業は認知が広がったころに参入
する方が利益がでるというデータもあり、ここに定形化された成功の法則はない。
何を行うか?いつ行うか?は新規事業における重要ない意思決定課題である
ことは間違いない。
ふと考えてみると、新規事業は人との出会いに似ている。
そこには、理屈だけでは言いつくせない「縁」のようなものがあると感じる。
そもそも、事業自体が「人の縁」で成り立っていることから考えると、良縁を
待たずに新たな事業に着手してはならないとも言える。
来るべき時に、出会うべくして会うのが「人」と「事業」なのかも知れない。
そう考えると、良縁を引き寄せるのは社長にとって非常に重要な要素では
ないだろうか?
お客さまや取引先、そして仲間がどんどん集まるような魅力ある人間になる
ことがすべてに先駆けて大切だということになる。
そのための心技体となるよう努めたい。