2010.11.05
デザインが伝えるポリシー
今日は、先日ご依頼いただいた不動産サイトについてデザイナーの百田とミーティング。リノベーションにまつわる物件を取り扱うため、どの競合サイトもなかなかデザイン性が高く、普通に組み立てては埋没してしまう。かといって奇をてらい過ぎるとユーザビリティ(使い勝手)が低下してしまう。
サイト名称なども含めてあれこれ話しているうちに、百田からビビッとくるアイデアが。ということでその案に即決。
ユーザーが目的とする情報をしっかりと見せつつ、デザイン的にも管理的にも条件をクリアできそうなので、一発目のサンプルレビューが今から楽しみになってきました。正式にオープンしたらこちらでもぜひご紹介したいと思います。
今日のタイトルは「デザインが伝えるポリシー」ですが、デザインと一口で言ってもあらゆる要素があります。レイアウトやカラーリング、画像素材やイラスト、キャッチコピーなど、様々な要素が相まってユーザーに伝わって行くのです。つまり「形」だけがデザインではありません。
例えば、自然食品のナチュラルハウスさまが、本日トップの情報をリニューアルしたのですが、「想いをつなぐ、未来へつなぐ」というキャッチコピーと共に、スタッフの方と生産者の方が畑で手をつないでいる写真が掲載されています。
この写真とキャッチ、すごくイイですよね。生産者とお客さまを大切につないでいく会社のポリシーや活動が一目で解るように表現されています。
普通の通信販売のサイトは、どちらかというと賑やかでウリウリな感じを演出した方が良いですし、キャッチコピーなどももっと具体的に訴えかけるものが一般的です。
しかしナチュラルハウスさまは、「知らない人に買ってもらう必要はない、店舗をご利用いただいているが遠くてなかなか買えない方のためのショップでありたい」ということで、シンプルに解りやすい打ち出しをしています。必要以上にアピールすることをあえてしていないのです。
私はこうしたポリシーを伝えるのもデザインの重要な役割だと考えています。キチンとそれを伝えれば、それに応じたお客さまがちゃんと反応してくれるものです。
とはいえ、多くのWEBサイトの役割は広告であり店舗です。投下した予算を回収する媒体でなければなりません。個人的な想いだけでは思うような成果を上げることはできないのです。そこには必ずユーザーの視点が必要です。
会社のポリシーとお客さまのニーズ。これをすり合わせるものがデザインではないでしょうか。
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エクスト社長 高畑欽哉の2010年度テーマ!
1、歴史に学ぶ・・・歴史の本を読み漁りたいと思います。12冊。
2、アグレッシブ・・・5サービスリリースと露出度のアップ。
3、新たな趣味を・・・ジムに通う。写真を始める。
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